【前準備】仕上がりに差が出る!ペンキによる壁紙リフォームの9つの極意
壁紙リフォームの中で最も時間を取られる工程です。面倒ですが、ここの工程で出来上がりが決まりますので、気合を入れてやりましょう。
換気を良くする
下準備ではありませんが…
窓は全開でやります。水性ペンキでも若干の臭いはあります。
また、天気の良い日に行います。雨の日に行うと、中々ペンキが乾きません。
カビ取りをする
カビが生えているところがあれば、カビ取りをします。この工程を怠ると、ペンキがはがれやすくなります。
もし大規模にカビが生えている場合は業者さんに頼んでカビ取りと壁紙の張替えをお願いした方が安く済む場合もあります。
カビ取りはカビ取り剤を用い、カビを取り除きます。表面だけならカビキラーやエタノール等で濡らし、さっと取ることもできます(ビニールクロスの場合のみです)
内側からカビが発生し、大規模にカビ取りを行なって壁が湿った場合は、一日置いてから下塗りを始めましょう。
電気カバーを外す
電気カバーを外すことで、電気の取り付け部ギリギリまで塗装することができます。
電気カバーは取り外したあと、風呂場などで洗うことでよりキレイにリフォームできた感じがします。
壁についた埃を払う
壁について埃を払います。この作業をしないと、ペンキに埃が混じり、キレイにペンキを塗ることができません。
掃除機でもいいですし、ほうきでもかまいません。上から埃を払います。
接着剤で浮いたクロスを貼り付ける
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クロスが剥がれている部分は、壁紙専用の接着剤で貼り付けます。普通の接着剤と異なり、壁紙専用のものは接着効果が強く、短時間で乾きます。
接着剤は壁紙側に塗り、壁に貼り付けます。すぐに接着し、1時間ほどで乾きますので、その間に他の部分の下準備をします。
壁紙を貼り付ける
壁の大部分が剥がれている場合、壁紙を貼り付けます。
ペンキの場合、厚みがありませんので、今の凸凹がそのまま出ます。ですので、凸凹ができないようにするためには壁紙の剥がれた部分と新しく貼る部分を全く同じ大きさに切り取り、専用のローラーでつなぎ目が分からなくなるようしっかり貼る必要があります。
上の写真は壁紙を貼った上にペンキを塗った箇所です。凸凹が分かります。
あまり凸凹を気にされない方は同じ大きさに切る必要はありません。大きめに切り取り、その上に貼り付けましょう。
シーリング(補修材)で隙間を埋める
壁の剥がれでも、小さいものや画鋲の穴、壁紙のつなぎ目や天井との境目などは、シーリング(補修材)を埋め込みます。
画鋲の穴は見つけ次第、バンバン塗り込みます。これを怠ると、ペンキで塗り終わったあとに凹んだ部分ができます。
塗り込み終わったら平にします。これも忘れると凸凹に見えます。
平にしなかったり、埋め込みが甘かった部分です。
壁紙のつなぎ目や天井の境目(隙間がある場合)にも、シーリングを埋め込みます。ペンキが乾いたあと、隙間がなくなり、きれいに見えます。
我が家のペンキが塗り終わったあとのリビングです。真っ平らに見えます。
アップした様子。もうちょっとたいらにすると、つなぎ目も分からなくなったと思います。
マスキングをする
窓枠や巾木、回り縁、柱など、壁紙に接するところにはマスキングテープを貼ります。
電気のスイッチです。あまりキレイではありませんが…
壁紙と接するところにマスキングテープを貼ります。このまま1周させます。
幅の広いマスキングテープでスイッチを覆います。
電気カバーはこうやってマスキングしました。
巾木、回り縁は厚みの部分もマスキングしました。
直接壁紙に接しない床などは隙間なく新聞紙を敷きます。絶対に汚したくないという方は巾木と床の間に養生テープを貼り(◯印の部分)、僅かな隙間もないようにしましょう。
ポイントは強めに貼る、ということです。マスキングに僅かな隙間でもあると、そこからペンキが入り込んで、キレイに仕上がらないことがあります。
細かいところは半分に切った新聞紙を活用します。
換気扇です。1枚の新聞紙では大きすぎたので、切った新聞紙を使いました。
カーテンレールは半分に切った新聞紙を巻きつけ、マスキングテープで軽くとめました。
カビ止めかヤニ止めを塗る
水回りにはカビ止めを、喫煙者がいる部屋にはヤニ止めを塗ります。これをしておかないと、ペンキが剥がれやすくなります。
スプレーのものであれば吹きかければオッケーです。
液体のものは本塗りと同じように塗ります。ある程度適当でも大丈夫ですが、塗り忘れがあるとそこだけ色が変わることもあります。
塗り終わったら記載の時間(1〜3時間)待ちます。