【比較】ペンキや漆喰、珪藻土など。壁紙リフォーム4種を徹底比較する!
壁紙のリフォームをする際にはペンキ以外にも、漆喰や珪藻土など、いくつかの方法があります。
それぞれにメリット、デメリットがありますので、確認してからリフォームするのがいいと思います。
漆喰で壁紙を塗り替える場合
メリット
・模様を変えることができる(表情を付けることができる)
・値段が安い(ものによる)
・高い技術は必要ない
・自然素材である
デメリット
・乾くまでの期間が長い
珪藻土で壁紙を塗り替える場合
メリット
・模様を変えることができる(表情を付けることができる)
・高い技術は必要ない
・自然素材である
デメリット
・値段が高い(漆喰の2倍以上)
・乾くまでの期間が長い
壁紙(クロス)で壁紙を塗り替える場合
メリット
・施工期間が短い
デメリット
・値段が高い
・自然素材でない
ペンキで壁紙を塗り替える場合
メリット
・乾くまでの期間が短い
・高い技術は必要ない
・値段が安い
デメリット
・模様を変えることができない
・自然素材でない
メリット・デメリットまとめ
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模様
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期間
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値段
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技術
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自然素材
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漆喰
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△
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珪藻土
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△
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×
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壁紙
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×
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×
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×
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ペンキ
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×
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×
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模様について
まずは模様です。漆喰や珪藻土は今ある壁紙の上に「厚み」を持って「重ねる」ことができますので、自分の好きな模様に変更することが可能です。また、壁紙を貼る場合は自分の好きな柄の壁紙を選ぶことができますので、「壁紙を思い切り変えたい」という方にはおすすめです。
反対にペンキは今の壁紙の上に塗りますので、「模様」は消えますが、「凹凸」は代わりません。現在の壁紙の凹凸模様が気に入っている方にはおすすめですが、反対に凹凸が嫌いな方にはおすすめできません。
↓
上の写真は花柄で凹凸のある壁紙にペンキを塗りました。
花柄は消えますが、凹凸はそのまま残りました。
期間について
期間についてです。漆喰はや珪藻土は重ねて塗りますので、ものによって乾き具合が異なり、一日で終わらないものもあります。特に「本物の」漆喰は乾かすのにも日数がかかりますので要注意です。「DIY用の」漆喰では日数がかからないものもあります。
壁紙やペンキも不慣れであれば時間がかかりますが、慣れてしまえば一部屋で一日かからずにリフォームすることができます。
値段について
漆喰はものによって安く済ませることができます。すぐ塗ることができるタイプの漆喰を購入するわけではなく、業務用の漆喰や接着剤を混ぜることで安価で塗ることができます。
珪藻土は機能性もあり、値段が高い傾向にあります。
壁紙はピンからキリまでありますが、多数の部屋のリフォームをする場合は特に高くついてしまいます。
ペンキは伸びがよく、安価に塗ることができます。
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内容量
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値段
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標準面積
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1m2の値段
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漆喰(業務用)
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4kg
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800円
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2.8m2
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285円
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漆喰(DIY用)
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4kg
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1,900円
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3.3m2
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575円
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繊維壁
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1,300円
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9.9m2
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131円
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珪藻土
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10,000円
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3坪
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1,010円
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壁紙(業務用)
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2m×50m
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6,000円
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60円
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壁紙(DIY用)
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92.5cm×量り売り
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600円
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648円
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ペンキ
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3.8リットル
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4,000円
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20m2
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200円 |
上の表は業務用を含め、1m2あたりで計算したものです。
壁紙は業務用でかなり安価に抑えることができますが、DIY用ののり付きの商品では0が一個多くなります。
今回比較はしなかった繊維壁ですが、こちらがDIY用でも安く、ついでペンキが安くなっています。
技術について
漆喰や珪藻土は塗り直しも効き、失敗したところは上から塗ったり、模様として誤魔化したりもできますので、技術はさほど必要ありません。
同様にペンキも上から塗ることができます。模様として誤魔化しは効きませんが、重ね塗りをすることができ、重ね塗りをすることでムラなく仕上げることができます。
壁紙は空気の入らないように貼る必要があり、また切る必要もありますので、他のリフォームより難しいところがあります。
自然素材について
漆喰や珪藻土は自然素材ですので、化学物質を気にすることなく塗ることができます。
壁紙やペンキは有機溶剤を使用している場合があります。購入する際には注意が必要です。その反面、ヤニを吸収したり、湿気を防いだりと、機能性のある壁紙もありますので、買う前によく調べておきましょう。
以上のようにDIYで簡単にできる壁紙のリフォームでも、それぞれ一長一短で、色々な特徴があります。
今回、我が家ではペンキで壁紙のリフォームをしてみました。